立地条件の理想は、人気のある場所で地価が安いという意見が大半です。しかし現実にはそのような条件で買える土地は多くありません。
人口は多いが土地は高い、人口は少ないが土地は安いというように、メリットとデメリットの両方あるケースがほとんどです。
では、具体的にどのように立地を選べば良いのでしょう?
立地選びが重要!そのポイントとは
ポイントは2つあります。
1.周囲のアパート空室率が低い場所
アパートが多数あるような立地には魅力を感じますよね。確かに、入居者の需要があると予想されてアパートを建てます。しかし、アパートの数が多すぎると逆に空室となりやすいエリアでもあります。現地に足を運んで周囲のアパート空室率を調べてください。もし、空室が3分の1~2分の1あるようなアパートが複数あるのであれば需要は少ないです。候補地から外してください。
2.将来開発が進むと予想される場所
土地の取得費用は少ない方が収益率も高まります。そのためには、割高な価格である程度人口も多く、アパート建設に人気がある土地よりも、今後開発が進むような割安な価格の立地をおすすめします。
ニーズに合った立地選びをしよう!
アパートにおけるニーズは大きく2つに分かれます。
1.駐車場も確保されており、専有面積も広めのアパート
2.周辺施設が充実してアクセスが良く、専有面積は狭いが賃料が手ごろ
1についてですが、地域によっては車での移動が前提のエリアもあります。
このようなエリアの地価は割安です。重要なことの一つは駐車場の確保が必要です。また、車での移動が中心のエリアは交通のアクセスも良いとは言えないケースが多いです。
そこで、家賃を少し高めにして専有面積を広めの間取りにすると、生活空間が広いので継続して住み続ける家族も多くなります。
2についてですが、駅があり交通アクセスが良く、徒歩圏内にショッピングモールや病院、銀行などがあることを重視している入居者が選ぶエリアです。
しかし、地価は割高となります。そこで、入居者の優先事項を把握しなければなりません。
こういった入居者は、車や広い間取りの必要性よりも手軽な賃料で人気エリアに住みたいと考えています。そのため、経営側としては駐車場の確保よりもコンパクトな間取りで、1戸でも多いアパートを建てて収益を高めるという戦略を採用した方が良いでしょう。
アパート経営を始める際は、立地についての知識を身につけることが大切です。