不動産投資を始めるタイミングに決まりはありません。始めようと思えば20代前半で始めることや定年後に退職金と貯蓄をあわせて始める方もおられます。では、「一般的にベストなタイミングといえるのはいつか?」と言えば30代という答えになりやすいです。
30代から始めるのは早い?
アパート経営などを始める場合に必要な要素は次の3つです。
1. 物件
2. 知識
3. 資金
30代から始める場合、物件は関係なく知識と資金が不足するのではないかという点が若い方が不動産投資に踏ん切りがつかない理由と思われます。知識についてですが、現在は書籍やインターネットの情報や不動産投資家の無料、有料セミナー、不動産 投資専門の仲介会社の説明会などがあります。コツコツと勉強すれば2年~3年もあれば誰でもアパート経営者としての知識は十分身に付くでしょう。
問題は、資金面です。アパートを購入する場合、現金ではなくローンを組んで購入する投資家が圧倒的に多いです。そうなると、金融機関が融資してもよい属性(簡単に言えば経済的な信用度)でなければ融資してもらえません。
30代の場合、勤続年数が短い、年収が少ないとローンは組みにくい要素は存在します。
しかし、20代の頃から収支がわかるような記録を残し、無駄使いをせずに貯蓄を継続していれば30代でも頭金とローンを合わせてアパートを手に入れることは現実的に可能です。アパート経営は、必要な3要素を満たしていれば30代から始めても決して早くありません。
早くから始めて充実の老後生活を
アパート経営を早くから始めるメリットは2つあります。
1. 複数の物件を手に入れるチャンスがあり、資産が増える
30代でアパートを手に入れれば、3年~5年順調に経営をしていれば金融機関からの信用度が高まります。そうなると、次の物件を手に入れるための融資について交渉することもできるでしょう。しかし、50代やそれ以上に年齢でアパート経営を始めると、収支がしっかりしていても経営者の年齢が高齢のため融資が下りない可能性が高いです。若くてしっかりとしたアパート経営をすれば資産を増やすチャンスに恵まれやすいです。
2. 若いうちに完済することもできる
複数の物件のオーナーとなるのにリスクがある経営者は、1年でも早く完済できるように努力して若いう ちに無借金経営者となる方法もあります。例えば、30才で20年ローンで返済を継続すると、月々の支払いは大変ですが50才で完済できます。サラリーマンをしていて定年が60才とすると、給料プラスローン返済額を差し引かない収益を得ることができます。30代でアパート経営をすると、お金についての不安を抱かなくてよい生活を手に入れやすくなります。