サラリーマンが収入を増やしたいと思った場合、個人事業主とは異なり大きな壁があります。それは、「自分の給与は会社が決めるので、自己都合で収入を増やすことは難しい」という問題です。しかし、あきらめることはありません。「投資」で収入を増やせる可能性があります。
サラリーマンがチャレンジできる投資の種類
サラリーマンが投資に取り組むには2つの制約があります。それは、「お金」と「時間」です。
「お金」については、サラリーマンの収入源は基本的には給与のみです。そこから、住居費、食費、娯楽費、車の維持費、生命保険、通信費などを支払い、残ったお金のみを自由に使えます。
「時間」については、一般的なサラリーマンであれば1週間のうち5~6日間、朝から夕方や夜まで働きますので、自由に使える時間は限られます。
つまり、サラリーマンとして働きながら投資をするためには、多くの資金や時間を必要としない投資先が必要です。その結果、不動産投資をはじめ、株式、投資信託、FX、債券などが選択肢として挙げられます。このなかでも、不動産投資への人気は高く今後もサラリーマン投資家という存在が増え続けると予測されます。そこで今回は、不動産投資のコツについてお伝えします。
不動産投資のコツとは?
不動産投資のコツを3つご紹介します。
1.安めのアパートを1棟手に入れる
不動産投資に限らず、投資の基本として言えることは「無理して出資をしない」ことです。価格が高い物件を取得するためにすべての貯金を使い果たし、借り入れも過度に行うべきではありません。安くて利回りがいいアパートを根気よく狙いましょう。
2.金融機関と事前に資金計画など綿密な打ち合わせをする
不動産投資の場合、手元の資金を頭金として不動産投資用のローンを組むという方法が一般的であり、金融機関の審査を受ける必要があります。「よさそうな物件があったから相談しよう」という考えでは、とりあえず物件を買おうという安易な融資希望者にしか見えません。金融機関から見れば融資を避けたい契約者となります。
金融機関からの信用を得るためには、自分の年収や勤続年数、預貯金や不動産投資における資金計画の準備を入念に行ったうえで、その考えをしっかりと伝えてください。
3.満室経営でなくとも利益が出るようにする
不動産投資において満室経営は安定した収益を生み出すベストな状態です。しかし、現実には入退去は常に起こります。もし、満室でないと利益が出ないようなやり方では、空室が出るとすぐに赤字となり、投資は失敗するでしょう。そのような失敗を避けるためには、空室率が多少下がっても利益が生み出せるような資金計画も考えておく必要があります。