アパート経営で忘れてはならないポイントがあります。1つ目が「アパートを建てる=成功ではない」、2つ目が「アパート経営は1人で行うものではない」というポイントです。
サラリーマンであるがゆえに気づきにくいので、きちんと考える必要があります。
サラリーマン大家にとって、アパートを建てる際の土地選びが重要
アパートを建てる場合、漠然と人口が多いようなエリアに土地を選ぶケースがあります。しかし、このような発想は失敗を招く要因になります。
当然ですが、土地を買ってしまった後には動かすことができません。後で悔やんでも遅いのが土地選びです。そこで、次の3つのポイントに気をつけて土地選びを行いましょう。
土地選びをする際は、「過去」、「現在」、「未来」と3つにわけて考えます。
1.「過去」の土地エリアデータを確認する
過去についてはデータとして事実を知ることができます。人口の動き、周辺の開発状況、地価の動きを見ます。
この時点で、人口の減少がみられる、地価の値が下がっているような土地を買うことはありません。
2.「現在」の土地エリアの状況を調べる
過去と比較して、現在の人口が増えている、地価の値が上昇している、交通アクセスといったことが便利になっているようであればアパート建設に向いている可能性が高いです。
3.「未来」も発展が続くかを見極める
「現在、とりわけ人気が高まっている土地」を割高で購入してしまい、将来的に人口減少や地価の大きな下落を受けてしまうケースも少なからずあります。
現状が良いから未来も発展しているとは限りません。サラリーマン大家は5年後~10年後も人気エリアになるかという視点を持って土地選びをしてください。
サラリーマン大家のアパート経営には家族の協力も必須
もうひとつ忘れてはならないのが家族の協力です。アパート経営は、サラリーマン大家1人で行うものではありません。建築をしてくれる方、管理をしてくれる方、入居者を探してくれる方、修繕をしてくれる方などの協力があるからこそ、利益が生まれます。ここまではサラリーマン大家の大半の方が理解されています。しかし、身近な存在である家族にも応援をしてもらう必要があります。なぜなら、アパート経営は大きな金額を借り入れてスタートします。奥さんからすると大きなリスクがあるという不安を抱かせます。また、お子さんからすると遊んでもらいたいのに、物件探しや管理などの打ち合わせで家を空けられるのはさみしいです。
そこで、「収入を増やして資産も増えて、豊かな生活をするための努力をしたい」というような話をして、全面的に家族の協力を得るようにするようにしましょう。