不動産投資をスタートする場合、1棟のRC構造を取得するという方法は、金額的に不動産投資ローンの融資がおりない場合が多いです。
そこで、まずは木造アパートへ投資となるパターンが多いですが、事前に問題点を知る必要があります。
木造アパートへの投資は難しい?
木造アパートの投資を考える場合、まずは入居者の視点を考えなければなりません。
入居者から見たデメリットは3つあります。
1.火災に弱い
2.地震に弱いイメージ
3.騒音を受けやすい
という点があります。
このようなデメリットがある木造住宅は、RC構造と比較すると入居率が低くなる傾向があると言えるでしょう。
火災や地震に対してはあまり重要視しない入居者もいるのでデメリットとしては小さいです。
しかし、騒音に関しては毎日のことですので注意しなければなりません。
騒音対策としては、入居者の生活スタイルが類似しているような集客をすることです。
例えば、日中勤務している方、夜勤勤務の方、学生、老夫婦が同じアパートに住むと騒音問題が生じます。そこで、日中勤務している方をターゲットにする、学生をターゲットにするなど入居者の生活サイクルが近いようにすると解決しやすくなるでしょう。
木造アパートには、建物の構造によるデメリットがあるということを理解してください。
木造アパートだからこそ良い点もある!
では、木造アパートがデメリットばかりかと言えばそうではありません。
入居者のメリットとしては、特に家賃が安いというメリットがあります。そのような方は少々の騒音も気にしないでしょう。
また、安い費用でリノベーションして家賃を上げたとしても、デザインが気に入った入居者を集客できます。
オーナーとしても、木造の場合は建物に手を加える自由度が高いです。RC構造とは異なり、修繕費が安く最低限度の出費で済む場合も多いです。
木造アパートの良い点を生かせばデメリットをカバーすることも可能と言えます。
木造アパートの構造を理解したうえで投資を行えば、リスクが高いだけではないということをご理解いただけたでしょうか?手ごろだから投資するのではなく、木造アパートのメリットを存分に生かせるかどうか考慮してから行うことが重要です。