アパート経営でリフォームをするときに覚えておきたい税務上の費用の扱い

リフォームについては税務上の判断を理解しておかないと、経理上大きな違いを生むことになります。

今回は税務上の判断基準についてお伝えします。

「修繕費」と「資本的支出」の違い

アパート経営において、修繕費と資本的支出の違いは次のような目安で判断します。

修繕費の代表例

・老朽化(経年劣化)した建物部分や付帯設備の修理や交換
・故障や破損部分を原状回復させる費用
・建物を維持するために必要な定期メンテナンス修理費用

資本的支出の代表例

・アパートのデザインや間取りを流行のスタイルにするリノベーション費用
・最新の高級キッチンや高額なエアコンなどのアパートの建物価値を高める設備費用

以上が修繕費と資本的支出の代表例です。これらを比べるとはっきりと違いが見えると思います。

それは、「修繕費は建物を最低限維持するための費用」、「資本支出は建物の価値を高める費用」という違いです。

この点をしっかり理解したうえで、自分の行うリフォームがどちらに該当するかを判断してください。

確定申告で「資本的支出」より「修繕費」になった方が良いワケ

では、確定申告の場合はどちらがおすすめでしょうか?どちらかと言えば修繕費の方が経費として活用しやすいです。

税務上、修繕費はその年かかった費用を一括で申告することができます。修繕費が1年間で200万円かかった場合は、その全てが経費となるのです。

しかし、資本的支出の場合は、減価償却という方法により複数年に分けて経費となります。例えば、200万円の資本的支出で5年に分ける場合、毎年40万円しか経費として計上できません。

つまり、修繕費と比較すると160万円も経費として活用できないことになります。

もちろん、リフォームの内容によっては資本的支出として申告する以外の方法がない場合もあります。しかし、修繕費として申告できるようなケースの方が多くあります。

経費を活用したいアパート経営者は、資本的支出ではなくできるだけ修繕費として確定申告するようにしましょう。

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