アパートは構造の特徴を知った上で選択しよう

アパート構造の違いは、収益率や融資へ影響を与えます。
今回は、RC造、S造、SRC造という、用語だけでは何のことか想像もつかないような構造について最低限の知識をお伝えします。

RC造とは

RC造とは、簡単に言うと鉄骨コンクリート造を意味します。鉄骨とコンクリートの両方を利用しているのには理由があります。

鉄骨造りは横から引っ張られる力には強さを発揮します。しかし、縦からの圧縮力には弱いです。そこで、縦からの圧縮力に強いコンクリート造りを組み合わせる事に鉄筋造りの弱点を補うような構造となっています。
建築コストもかかり家賃設定も高めとなりますが、遮音性、耐震性などの点が優れています。

また、法定耐用年数という、建物に価値があるとされている期間も47年ありますので、金融機関からの融資を受ける場合、中古アパートでも20年~30年という長期間の融資が受けやすいというメリットがあります。
法定耐用年数については、構造により期間が大きく異なる場合があります。
法定耐用年数が長い場合は月々の返済額を抑えることも可能ですが、逆に短い場合は、月々の返済額が多くなり金銭的な負担が大きくなりやすいという点を理解しましょう。

S造とは

S造とは鉄骨造を意味します。骨組みに鉄骨を利用することで、工期が短く済み、建物が軽くなります。建物が軽くなることで、地盤に対しての負担が軽減されるというメリットがあります。
しかし、台風や地震による揺れに対してダメージを受けやすい構造となっています。アパート経営という視点から考えれば初期費用が少なく高い収益率を実現させやすい構造です。

ただし、法定耐用年数については鉄骨の厚みにより19年~34年と大きな差があります。中古のS造アパートは法定耐用年数が短く、融資期間も短いというデメリットもありますので注意しましょう。

SRC造とは

鉄筋鉄骨コンクリート造を意味します。この構造は、鉄筋コンクリート造の長所である建物の頑丈さと鉄骨造りの長所であるしなやかさを兼ね備えています。
法定耐用年数も47年あり、長期間の融資も受けやすいですが、建築コストがかかり、家賃も高めの設定にせざるを得ません。
また、現実的には高層マンションや規模の大きい建造物に向いている構造ですので、アパートにはあまり向いていないと言えます。

アパート経営に際して、物件選びはとても大切なことです。
外観や周辺の環境も大事ですが、それぞれの構造が持つメリットやデメリットを考慮した上で納得できるものを選ぶようにしましょう。

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